マスクの高額転売を見て、思ったこと
210円→9,700円😓
マスク転売については色んな見方があるとは思う。僕が思うのは「目先の金に釣られても、良いことないヨ」これに尽きる。
バンコクの街角で見かけた50枚入り60バーツ（約210円）と似たマスクが約50倍でAmazonで売っているのを見ると、複雑な心境。
もちろん、必要としている人に届けることは立派なビジネス。調達コストも掛かっているだろうし、別に210円のものを9,700円で売っても、それ自体を暴利とは思わない。商売って大なり小なりそういうものだから。
しかしマスクというのは、例えば風邪をひいて周りにうつしたくない人とか、花粉症の人とか（僕も）、本当に必要な人もいるわけで、アクセサリーやゲーム転売と違うのはそこ。
まぁ、安く売ったところで結局転売する人が買い占めるだけだし、資本主義の歪みだね。
僕は2週間ほど前にタイで8.6元（1枚136円）で調達できたN95マスク10,000枚を中国イーウー市に送りました。お金は貰っていません。今の相場は1枚250円。在庫は100万枚ほどあるみたいだし、僕はキャッシュが多少あるので1億3600万円で全部買って、2倍で売って1億円の利益を上げることはできたかもしれない。ただ、そのとき思ったのは、仕入れ値の136円で日本で売ることだった。プラマイゼロ。でもそんな過程は誰もわからないから、僕が10円で仕入れて売り惜しみしていたのを10倍以上で売る悪徳転売屋と思われるかもしれない。それは不本意なので、やらなかった。
無償供与した136万円は僕にとっても安くはないですが、現地では本当に困っていて必要なものでした。迷いはないし、今も後悔していません。
日本人は、こんな価値観を持っていませんでしたか？
「困ったときはお互い様」って。
僕が古い人間なのかな。
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