水際対策2022・・・隔離ホテル3日間のホントコ! 日本へ帰国時はこんな感じです

2022年2月の体験談です。

タイのTest&Goが再開し、早速1週間ほどの日程で行ってきました。
これはワクチン接種済みで、渡航前72時間以内の新型コロナPCR検査で陰性であれば、到着時1泊のみで隔離終了、自由に行動できるという制度です。日本人は滞在30日以内ならノービザ渡航OKなので、実質的な開国です。

翻って我が日本は、オミクロン株が出現して以降、外国人は原則入国不可という異常なまでの水際対策をしています。
日本人の帰国はできますが、一時は日本人の帰国も不可にするとまで発表されましたね。それは撤回されましたが、入国時の水際対策はかなり強化されました。その一つが3日間の待機宿泊(強制ホテル隔離)です。

3日間といいますが、日本の法律定義では当日を0日目、翌日から1日目とカウントするため、実質的には3泊4日となります。国によっては6日間なので6泊7日。

 

というわけで今回、バンコクでの1週間の業務出張を経て、
3日間の待機宿泊を体験しましたのでその顛末記をお届けします。

バンコクから成田空港へ!


バンコクから早朝便で成田へ。
暗いうちにホテルを出発し、定刻通り15:30には成田空港に着陸。

JAL便で、乗客は100人近くはいましたが、
殆どがアメリカへの乗り継ぎ客の模様で、降りたのはビジネスクラス3人、僕らエコノミー客が4人の計7人でした。

これなら入国も早いな!
なんてお気楽に思っていましたが、完全に舐めてました。

現在、日本に到着すると入国する前に新型コロナ抗原検査を行い、陰性である必要があります。
その検査をする前に、必要書類を提出します。

といっても、機内で配られる書類に記入するだけなので、事前準備は特にいりません。
MySOSというアプリをインストールするくらいです。

ただ、この書類提出ですが、

チェックポイントというか「関所」が、10ヶ所以上あります(笑)

不思議なのは、「チェックポイントに行く前のチェック」と、「本チェック」と、「チェック後の最終確認」という、
同じ書類でも3回やります。

何度も同じようなことを聞かれるのですが、
もちろん誰もクレームを言わず、おとなしく従います。
日本人だなぁ・・・僕もだけど。

 

抗原検査まで降機から2時間!

で、これらの書類チェックをすべて終わってから新型コロナ抗原検査を行うのですが、
この抗原検査というのは、30分前以降は水や飴も含めて飲食禁止。

しかしその前の関所が数多く、待ち時間が読めないため、いつ頃に検査になるのか分かりません。
つまりこの間、水分補給もできないのです。

結局、抗原検査ができたのは降機から2時間経った18:00前でした。
その先で稼働していた自販機がなんとも神々しかったですな。

 

抗原検査というのは5−10分で結果が出るので、すぐ出られるかなぁと思っていたのですが、
ここからが長かった!

 

降機から3時間経過(18:45)・・・

おにぎりと、ペットボトルの水が配給されました。
焼きそばパンとかも選べましたよ。

でもこんなのはいいので、早く入国したいなぁ。

ていうか、もしかして、、、
こんなに待たされるということは、よ、よう、陽性だったか?!

まさか、あのソイカウボーイの時か・・・

テーメーカフェでロシア人と意気投合した時か・・・

ローカルすぎるサウナでととのった時か・・・

それとも、あの韓国人カラオケに乱入した時か・・・

ちなみにバンコクはヤラシー店はまだやっていませんが、
そこは華僑が多い国・・・上に政策があれば下に対策ありの精神で、人々はたくましく生きています。

※仕事もしたよ ^^;

そんなわけで、
まさかオミクロン株に感染したか?!

・・・とやや不安になっていたところ、
降機から4時間後(19:30)、陰性の証明書をもらい、
ようやく入国審査になりました。

その後は荷物をピックアップして、税関を通って出口。
普通の流れです。

出口を出たところで係員が待機していて、
予め配られた番号を告げると、「ここで、チョット待ってて」と言われます。

しかしながら、そこは成田空港の到着フロア。
「Wi-Fi返しに行きます」とか「トイレ行きます」で離れる人も多く、
周りには普通の旅客もいるため、紛れて帰れてしまう程の甘々なセキュリティです。

 

降機から4時間半後(20:15)、バスに乗車。

この時点で、隔離ホテルへ行くことは確定しているのですが、
それがどこなのかは、分かりません。

職員に聞いても、教えてくれないのです。
なんとも恐ろしいミステリーツアー。

前にいたお姉様が行き先聞いても「みんなさんイッショでーす」と片言の日本語で言われ・・・
おそらく英語でも対応できるように外国人の派遣社員をおいているのだと思われるが、
そのイントネーションがまた恐怖に拍車をかけるw

しかし、みな従順に従ってバスに乗り込みます。
まぁ怒っても仕方ないしね。みんな大人だよね。

でも、行き先告げずにバス走らせるのはちょっとやりすぎかと思うので、
これはバス乗車時にでも、アナウンスしたほうがいいと思うな。

 

そして隔離ホテル到着!

最初「ニッコー ホテル」と聞こえたのでまさか今から栃木の日光までドライブか⁉️

・・・と思いきや、成田の日航ホテルでした。バスで10分程度。

チェックインで並んで、
降機から都合5時間ほどで、ホテルの部屋へ!

なんとアルコール禁止!

さて、ここで3泊4日間、寝起きをするわけですが、
大事なことがあります。

この間は部屋から一歩も出られず、
誰とも直接会話ができません。

他にも

・毎朝8時までに体温を測りチャットで報告
・アルコール禁止

といった規則があります。

僕のように朝寝坊をして朝8時までに報告しないとどうなるか・・・

部屋の電話で叩き起こされて、「書いてください!」と怒られますw

僕はタイだったから時差は殆どないものの、
欧米からの帰国者にとっては、これはかなり辛いのではないかと。

そしてアルコール禁止については、書類を見るとあくまで「ご理解とご協力をお願いします」とやんわりと書いてありますが、この行政機関用語を意訳すると「飲むんじゃねえぞ、分かってるな?」であることは、皆様おわかりかと思います。日本人の本音と建前。英語版の書類には「No drinking alcohol during your stay ・・・」とストレートに書いてありましたw

待機期間中と免税範囲(酒類はワイン3本相当=2,250mlまで免税)を考慮して、せっかくビールを買い込んだのですが、結局、無駄になっちゃったなぁ・・・

食事(弁当)はこんな感じ!

僕は逮捕されたことは無いのですが、
獄中の最大の楽しみは食事らしい。

刑務所というのはつまるところ自由刑(自由を奪う)ですが、

よくよく考えると、この日本の宿泊待機というのはそれに限りなく近い。

大岡越前あたりのお裁きシーンが目に浮かぶ。
『お主、この時期に海外から帰国するとは何と空気を読まぬことか!
 日本人としてあるまじき行為、よって入国隔離施設にて禁錮3日間の刑に処す!』
みたいな感じだろうか。

そんなわけで、
服役2日目あたりからは、食事がかなり楽しみになりましたw

ちなみに食事は7:30、12:00、18:00頃に弁当が部屋の前に配られ、

配り終わったらアナウンスが流れて、自分でドアを開けて取ります。

その時点ですっかり冷えていますが、レンジはないので冷たいまま食べます。

でも人間、そういうのってすぐ慣れるんですね。

メニューはこんな感じでした。

まぁ献立的には可もなく不可もなく。
夕食時にはカップ味噌汁が付いたり、朝はオレンジジュースが付きました。

カロリー高すぎ!と思われる場合は、
ハラル、ベジタリアン、ビーガン向けメニューも選べます。

人間なので夜中にラーメン食べたいな!とか、ビックマックを貪りたいと思うときもあるものですが、
Uber eatsなど出前は使えません。
アルコールもそうですが、なぜそういった規制をするのか謎なところです。

一方で、Amazonでの注文はできます。
僕はコーヒーを注文しました。

気分転換にやることが本当になにもないので、
こういうコーヒーブレイクが大事です。

か、換気扇が・・・

ところでこの日航ホテルは、成田空港開業時に建てられたそう。
新館は設備も新しいが、こちらは築40年以上は経ち、正直くたびれた感じはする。

だが人間とは慣れるもので、別に不満はなかった。
水回りを除けば・・・

まさに往年のユニットバスであるが、
天井の換気口が・・・

浴室の換気扇、蓋が外れているのはまだいいとしても、
スイッチがなく中央空調のようだが、時折、空気が流入してくるのだ。

わかりやすいようにティッシュをあてて撮影してみた。

そこで思い出すのは、まだ新型コロナが日本で広まる前の「ダイヤモンド・プリンセス号事件」

あの客船は、客室間の空調がつながっていたため、それが感染経路になって客船内で感染が広がったという。
それと同じようなことが、このホテルでもあったのかもしれない。

宿泊待機客には、一応抗原検査でパスした人しかいないわけですが、
この3日間の隔離っていうのは、「偽陰性」だったり「潜伏期間」だったりの可能性があるからやるわけで、
ここで感染したら元も子もないんだけどなーw

ちなみにタイでの隔離ホテルはこんな感じ

まぁ色々書いたが、水際対策に9割の日本人が賛成しているこのご時世、
国の予算で泊まってるわけだから文句言うなとか、今の時期に帰ってくるなという向きもあるかもしれない。

しかし自費でもいいから、選択肢が欲しいと多くの帰国者は思っているはずだ。

タイはこんな感じだった。

渡航前に1泊目のホテルを予約して、ワクチン接種証明書などを準備の上、ネットでThailand PASSという手続きをするため、空港到着後は即入国。

専用リムジンが待機していてホテルまで直行し、そこでPCR検査。

検査結果が出る翌朝までは部屋から出られないものの、
デリバリーやアルコールを含めて自由に食事が取れる。

朝食も部屋に運ばれてくるので、
日本のテレビ(キー局は全部映ります)でも見ながら食べているうちに、
PCR検査の結果が出て、それ以降は自由行動OK。

僕もすぐ仕事に行けました。

隔離感はゼロですね。

 

水際対策への提言

もちろん自費ですが、
こういう役割こそ民間が知恵を出すところではないだろうか。
各ホテルが競ってプランを作り、海外からのお客さんを呼び込む。

成田空港から東京のホテルまでハイヤーで直行して、
そこでPCR検査を受けて、一晩寝ているうちに結果が出て、陰性なら自由に行動してOK。

そもそも入国前の検査で陰性だと分かっているのですから、
とりあえず陽性リスクが低い人しか入国してこないわけです。

そりゃ、水際対策は厳重にしたほうが感染リスクはさらに低くできますが、
経済との両輪が大事。
世の中、日本が中心に回っているわけではないので、
日本に入国するのが難しければビジネスマンや留学生は他の国に行ってしまうよなぁ。
以上、日本帰国・宿泊待機の顛末でした!

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