義烏 福田市場の仕入れ価格相場

 義烏・福田市場の価格相場
義烏仕入の最大のメリットは、小ロット・現地価格が挙げられます。

単価1元以下の商品は1000個、5000個などのロットとなることもありますが、たいていの商品は1カートン単位(6個、10個など)で買い付けることが可能です。

義烏の商品が安いのは、「外国人向けではない市場だから」ではありません。福田市場は、中国国内だけでなく、世界中のバイヤーを相手にする巨大な卸売市場です。

市場の中では、アクセサリー、日用品、玩具、文具など、同じジャンルを扱う店がまとまって並んでいます。工場が直接出している店もあれば、複数の工場の商品を扱う商社もあります。買い手は、同じような商品を扱う店を短時間で何軒も回り、価格、品質、最低発注数を比較できます。売り手にとっても、隣には競合する店がいくつもあるため、相場から大きく外れた価格では商売が続きません。

そして、福田市場の店頭は、単なる小売店ではなく、商品を見せて注文を受ける常設のショールームでもあります。世界中から注文が集まり、その背後では義烏周辺だけでなく、中国各地の工場、包装会社、物流会社がつながっています。大量に生産し、大量に流通させ、1個あたりの利益は小さくても数量で利益を積み上げる。市場、工場、物流が一体になった薄利多売の仕組みが、義烏の価格を支えています。

さらに、既製品であれば、工場の生産ロットより小さな単位で買える商品もあります。最初から大量に発注せず、まず6個、12個、1カートンといった単位で試し、売れた商品だけを追加する。このような仕入れがしやすいことも、義烏を利用する大きなメリットです。ただし、オリジナル仕様で生産するOEMでは、金型、素材、色、包装などに応じた最低発注数が別に設定されます。

ただし、市場に並ぶ商品が、いつでも中国で一番安いとは限りません。工場直営の店もあれば、商社や代理店もあります。同じように見える商品でも、素材、品質、ロット、包装、支払条件によって価格は変わります。数量を増やせば安くなる商品もあれば、品質を落として安く見せている商品もあります。

日本で販売するなら、店頭で示された単価だけでなく、検品費用、国際送料、関税・消費税、不良率まで含めた輸入原価で考える必要があります。たとえ1個の価格が安くても、壊れやすい、梱包が弱い、追加発注で品質が変わるといった問題があれば、結果として高い仕入れになります。

義烏の強みは、どの商品も無条件に最安値で買えることではありません。同じジャンルの商品と取引条件を一度に見比べ、小ロットで試しながら、自分の商売に合う仕入先を探せることです。表示された価格をそのまま信じるのではなく、商品を手に取り、条件を聞き、複数の店を比べる。そこまで行って初めて、義烏の安さを仕入れに生かせます。


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