Amazon商品ページをバイアウトする方法とは?

ご質問をいただきました。

以前セミナーか本のどちらかで、Amazonの自社オリジナル商品のページ自体を他の方に1000万?ぐらいで【売った】とおっしゃっていました。その販売に使用したサイトの名前をお教えいただけますか?

また、その際に勉強になる本やセミナー動画ありましたらお教えください 。

よろしくお願いいたします

【Amazonのページを売る】というと「えーっ、売れるの?」「アカウント売買は規約違反じゃないの?」と言われることがありますが、実は売れます。

物販が稼げる理由はインカムゲインが超高いから

私はAmazonでの物販も含め、すべて投資マインドで考えています。
投資にはインカムゲイン(継続収入)とキャピタルゲイン(売却益)があります。

インカムゲインは通常は投資金に対する利息・配当金です。
例えば三井物産(8031)株に投資した場合、最近は1,800円台で推移していて、株主配当は80円予想のため、100株購入すると18万円に対して、毎年8,000円が、保有し続ける限り入り続けます。(配当利率は4.5%)

Amazon物販においては在庫が資産であり、そこから得られる利益を指します。
輸入原価600円の商品を300個仕入れると、投資金は同じ18万円です。これをAmazonで2,000円で販売し、月1回転(月間300個販売)すると、概ね以下のとおりになります。

Amazon販売手数料:@300円(15%) 90,000円
AmazonFBA手数料:@443円 132,900円
輸入原価:@600円(国際送料込みで30元) 180,000円
コスト合計: 402,900円

売上は600,000円ですから、利益は197,100円です。
納期が20日間とすると、在庫が残り20日間分になる時点で注文をするので、在庫は概ね50日〜60日分あればよいということになります。つまり必要な在庫費用は600円x600個で360,000円です。

この36万円の在庫に対して、月間197,100円の利益、年間2,365,200円です。
利回りに換算すれば【657%】です。

物販が稼ぎやすいというのは、こういうところから来ています。
ちなみに先程の三井物産の株投資を物販に置き換えると、18万円の在庫を年に1回転させて、残る利益が8,000円ということで、わずか4.5%です。

物販のキャピタルゲインとは?

しかし三井物産の株価が、1株4,000円になったらどうでしょうか。
100株保有なら、元々18万円だったものが40万円になります。ここで売ると、売却益は22万円。これがキャピタルゲインです。株式投資のいいところは、自分の好きな時に売却できる流動性にあります。もちろん買う相手がいなければ成立しないのですが、通常は買い手は見つかります。これが株の良いところですね。上がるかどうか見極めるのは、極めて難しいですけどね・・・

では、Amazon物販の場合はどうでしょうか。
Amazonで自社オリジナルブランド商品を商品登録をすると、原則的には自分だけが販売できるページになります。例えばこれ。

以前イーウーで作って、結構売れました。仕入れ価格は18元くらいで、AmazonFBA倉庫までの国際送料込みでも30元いきません。関税消費税入れても600円くらい。製造ロットは200個(2色アソート、各100個)。

商標登録をして、その商標タグが付いています。
したがってこのページでは他のセラーは販売することができません。もし販売したら権利侵害で速攻アカウント停止になります。

このページを育てて、上記のように1日10個、月間300個販売できるようにすると、
年間で2,365,200円の利益を得られるページが完成します。

売却額算定にはいろいろな手法がありますが、詰まるところは売り手買い手双方の合意です。

それまでの販売実績にもよりますが、
過去2年間ずっと売れていて、向こう2年間も売れ続けると考えられれば2年分の472万円、
買い手がさらに広い販路を持っていて、シナジー効果が期待できればさらに上積みされます。

ポイントは「商標権」

さて、他のセラーがこのページで売れない理由は「商標権侵害」だからです。
でも商標権者が許諾すればこの限りではありません。

つまり商標使用を認める契約書を交わせばよいのです。

Amazonではアカウントの売買はできませんが、すでに登録されている商品ページへの出品は誰でも出来ますから、買い手が自分のアカウントで、その商品ページに「相乗り」する形で出品すれば同じページで販売が継続できます。(自分の出品は取り下げる)

商標登録については、占有使用権の登記とか細かい手続きも可能ではありますが、
数百万円レベルのバイアウトであれば契約書で良いでしょう。双方が合意すればどんな方法でも構わないのですから。でも口約束はトラブルの元なのでダメですよ。

公式サイトも作っておく

ひとつ注意点ですが、Amazon商品ページだけだと、買い手はかなり限られます。
公式サイトも作ってそこでも売上が立つようになっていると、一般的な【事業譲渡】となり、買い手の範囲が広がります。
「すでにAmazon物販をやっているセラー」から、
「他業種から、新規でネットショップ事業にトライしたい法人」に対象範囲が広がるんですね。

どちらのほうが高く買ってくれるかは、言うまでもないでしょう。

M&A仲介業者を使うのがトラブル回避の秘訣

実際に売却をする際には、できるだけ高く売りたいものです。
逆に買い手の立場からすれば、できるだけ安く買って、投資を早めに回収したいと思うのは当然の心理です。

これは私が最初にバイアウトを検討した際に、買い手から提示された試算です。
「売上は毎月低減する」前提の試算をされて年間予想営業利益が極めて低く算定されたうえ、寿命もあと1年という見積もりでした。もちろん即交渉打ち切って却下w

その後、この事業は5年以上継続し、年間1000万円以上の営業利益を稼ぐ事業になりました。

全ての買い手がこうだとは言いませんが、基本的には買い叩こうという心理が働きます。

こういう利益が相反する取引の場合、やはり仲介業者を利用するのが吉。客観的なアドバイスも得られます。手数料は、成約金額の5〜10%が相場です。

私が実際に使ったことがあるのは、GMOが提供していたサイトM&Aサイトキャッチャーなのですが、現在はサービスを終了しています。

サイトキャッチャーはまだサービスを提供しているようですので、参考にしてみてくださいね。

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